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「代用監獄」の問題点を明らかに

 衆議院で今審議されている「刑事収容施設・被収容者処遇法案」は、警察の留置所 を拘置所の代用とできる「代用監獄制度」を存続させるものです。代用監獄制度が、 「自白の強要」や「えん罪の温床」につながることは、千葉景子議員も指摘してきた ところであり、日本弁護士会も批判しています。 去る4月5日、千葉景子議員はこの法案の拙速な成立を懸念する有志の議員ととも に院内集会を持ち、意思統一をはかりました。  犯罪の多発に対応し、きちんとした捜査を行うためには、えん罪の発生につながる ようなしくみはなくさなければなりません。  この法案はこれまでも提出され、継続審議や廃案になったものですが、7年前、千 葉景子議員は組織犯罪対策3法案(組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関す る法律案・犯罪捜査のための通信傍受に関する法律案・刑事訴訟法の一部を改正する 法律案)の審議途中、採決に持ち込もうとする当時の法務委員会委員長に対する解任 決議案に対し、賛成討論を行っており、その中で「代用監獄」の問題点を指摘してい ます。1999年8月のことです。

<1999年8月11日 参議院本会議議事速報から>
 千葉景子参議院議員の「荒木清寛法務委員長解任決議案賛成討論」
(抜粋)
 また、片方で、捜査の手法というのであれば、日本の捜査のありよう、あるいは捜 査の体系、これを無視して語るわけにはまいりません。

 日本の捜査は、まず長い期間の勾留期間が特徴です。また、世界に悪名高い代用監 獄での取り調べ、まさにこの代用監獄問題はこの参議院でもたび重ねて議論になって きたところでもございます。また、冤罪の温床とも言われ、常に国際機関から、ある いは国際人権機関の議論の中でも指摘をされてきたところでございます。さらには、 起訴前の保釈の制度がない、あるいは被疑者の国選あるいは公選弁護制度がないこと、 また取り調べに対して立ち会うこともできず、またテープなどでの録音も禁じられて います。それによって、長い勾留、代用監獄、その間に行われる捜査、その適法性は なかなか外部には見えてこない。そこに我が国の捜査体系の大変重要な問題点がある のではないでしようか。

 三法案に潜む問題点は山積しています。まだまだ審議は尽くされていとして国民の 負託にこたえること、それが参議院の私たちの良心ではないでしょうか。三法案を法 務委員会において継続審議することを最後に改めて強く申し添え、荒木法務委員長解 任決議案に対する私の賛成討論とさせていただきます。


 余談になりますが、この本会議での千葉景子議員の賛成討論は不規則発言(いわゆ るヤジ)と議長の早く終われという催促にもめげず、与党の暴挙を糾弾するため、演 説時間は1時間に及びました。
 通常国会は後半に入り、法案審議が本格化しています。千葉景子議員は「次の内閣」 の法務担当として、また法務委員会の委員として、こうした問題に真正面から取り組 んでいきます。
 なお、院内集会の模様は4月6日の神奈川新聞でも紹介されています。

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