
体育祭(1963)
後列左側が中学時代のちば景子
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- 中学時代
Q.
千葉さんにとって,附中時代に培われたものがあれば教えていただけますか?
A.
そうですね,強いて言えば,自立心,将来への希望を持つきっかけにはなったかも
しれません。附中時代に,自分で何かをやる,という発想は出来ていたように思いま
す。 とにかく,附中時代は,困ったりつらかったことは本当になく,楽しい思い出
ばかりなんです。
- 大学〜弁護士専任時代
Q. 大学は中央大学の法学部に進学されたそうですが,最初から弁護士になる
ことを意識して入学されたのですか?
A. そうですね,ぼんやりとは弁護士を意識していたようには思います。た
だ,最初は,「自分で何かが出来る学部はないか」とか,「将来つぶしが利くのはど
こか」とか考えて法学部を選んだのが大きかったと思います。法学部がしばられない
活動につながりそうな印象を持っていたこともありました。
- 参議院議員への立候補
Q. 参議院議員に立候補されたのは,弁護士になられて5年目だったそうです
が,その時に立候補したきっかけは何だったのですか?
A.
突然だったのですが,所属事務所の所長から「立候補してみないかという話が来た
けれど,どうでしょうねえ?」と,話をされました。まさに青天の霹靂という感じで,
私自身,政治の世界も,選挙のことも全然知らなかったのですが,むしろ何も分から
なかったからこそ,悩まずに「やってみよう」という気持ちにもなったのだと思いま
す。実は,声をかけられてから立候補しようと決めるまでの期間は,数日から1週間
程度だったんですよ(笑)
あとから,自分に声がかかった理由を聞いたところ,前任の方が「議員は次の人に
しっかり引き継げるうちに引き継いで,しかもこれからは30代とか,女性とかが出
ていく時代だ」というポリシーを持っておられたようで,それで私に声をかけていた
だいたようです。
- 参議院議員としての活動
Q.参議院の委員会は,法務委員会に所属されているそうですね?
A.
ええ。法務委員会は法務省が所管する法律について審議することを中心とした委員
会で,私が弁護士出身の国会議員ということもあって所属したのですが,実は法務委
員会というのは,あまり人気のない委員会なのですよ。
- 国会議員と弁護士
Q.
国会議員の魅力と弁護士の魅力は,それぞれどんなところですか?
A.
私は,それぞれに魅力があって,どっちがどっちというのではないと思っています。
国会議員・政治には,将来に向かってどういう仕組み・社会を作っていくか,その
中で,紛争に巻き込まれたり,一部の人だけが損をしたりするようなことがないよう
な社会の仕組みを大きく作る,という魅力がありますよね。
一方で,社会がそのようなプロセスを経るとき,仕組みが切り替わるときには,ど
うしても狭間にはまってしまう人や,乗り遅れてしまう人が出てきたり,予測できな
い対立・紛争が生じてしまいます。弁護士・司法には,そのような人を支える,とい
う魅力があります。
弁護士の仕事をしていれば,紛争にならないよう,予防する仕組みを作りたいと思
いますし,また国会議員として仕組みを作ったとしても,どうしても新たな紛争・問
題というのは出てきてしまいます。両方できちっと整備・機能していかなければ,う
まくいかないのだろうと思いますし,どちらもやりがいのある仕事だと思います。
- 国会議員の力
Q.
国会議員は,議会の構成員でもあるし,政党に属していれば政党の一員でもあるわけ
ですが,国会議員1人の力というのは,どのようなものなのでしょうか?
A.
国会議員,地方議会議員でもおなじですが,議員は,権能は色々頂いていますけれ
ど,政治的に1人で決定したり処分したりする権限を持っている仕事ではないと思い
ます。
議員の仕事は,政策を提示して市民の意見を聞いたり,市民の声を受け止めて,ま
たくみ取って,政策を作っている場につないで,反映させていく仕事だと思います。
ですから,良い悪いは別にしても,1つの政党のような大きな集団を作って,そこが
政治の中枢を担ったり,お互い競い合って論争したりすることによって政治的な力が
生まれてくるものだと思います。議員は単なる口利き屋ではないはずです。
1人の議員は,そういう意味では1つの駒という面もあります。政治は,政党のよ
うな組織・集団を活用することによって,1人1人から受け止めたものを集約して,
社会を動かす力にしていくものだと思います。