ちば景子バナー
お問い合わせ事務所案内
民主党本部へ
検索
プロフィール政策活動記録プチトマトその他情報
  ホーム  >  活動記録  >  国会活動  >  議事録  >  2003年度  >  2003年3月20日全文

  イラク問題についての質疑及び矯正施設についての質疑 法務委員会
2003.03.20

発言者 イラク問題についての質疑及び矯正施設についての質疑
千葉景子

民主党・新緑風会の千葉景子でございます。

今日は、名古屋刑務所等矯正施設に関する問題について集中して審議をさせていただくということでございますが、ちょっとそれに先立ちまして、世上、大変今イラク問題にかかわって、多くの皆さんが不安をお持ちだという状況でございますので、一、二点だけ大臣のお考えをお聞かせをいただきたいというふうに思います。

まず、基本的に、もういつ何どき、米国がイラクの武力攻撃を行わないとも分からないという状況になってまいりました。この間のいろんな議論は省きますけれども、この米国の考え方あるいは姿勢に対して小泉総理は明確な支持の表明をされたということでございます。私は、率直に言って、米国の決定はやはり国連憲章あるいは国際法の基本的な考え方、こういうものに反する大変遺憾な決定ではないかというふうに感じております。

そういうことも念頭に置いていただきながら、森山法務大臣、やはりこの法務委員会もそれから法務行政も法にのっとって、そしてまた国際的な法にもやはりきちっと対処をしながら進められているというはずでございます。

そういうことを考えたときに、法務担当をなさっておられる大臣としても、あるいは一閣僚としても、このイラク問題についての森山法務大臣の基本的な御認識、どんなふうに考えておられるのか、お聞かせをいただきたいと思います。

国務大臣
森山眞弓

一昨日、アメリカのブッシュ大統領がイラクに対しまして、フセイン政府が自ら平和の道を選ばなければ武力行使に訴えざるを得ないという旨の演説をいたしました。ブッシュ大統領の趣旨はそのようなことでございましたが、確かに言われるとおり、イラクのフセイン大統領が平和の道を選んでくだされば、そのような対応をしてくれれば武力の行使ということは必要ないわけでございまして、そのために平和に解決したいということでいろいろな国がいろいろな道を探って、様々な外交交渉をいたしましたし、日本もそれなりにそのような努力をしてきたと思いますが、結局のところそのようなことにならず、アメリカとしては様々な努力の成果むなしく、やむを得ないぎりぎりの選択であるのではないかというふうに私も察しております。

そのような意味で、今回のアメリカのやり方、まあ決意といいましょうか、そのようなことも残念ながらやむを得なかったのではなかろうかというふうに思う次第でございまして、世の中にはなかなか思うようにいかないことがあるものだなと、このような大きなことについても、平和ということをすべての人が望んでいながら、必ずしもそうはいかないということがあるというのは本当に残念だなというふうに思っております。

千葉景子

何か森山法務大臣もいま一つ、正統性がある決定なのか、あるいはそれを支持することが本当に正しいのか、何かどうもはっきりとおっしゃれないような今お口ぶりに私は受け止めさせていただいたところでございます。

むしろ、それが当然なのかなという感じがいたしますし、やっぱり多くの国民も、一体どうして日本は賛成をするのか、その辺のことをよく説明を受けていない、結果的には一体、日本はその賛成をすることによってどんな事態になるのか、こういうことも明確に知らされてもいないと。そういう中で、今、正に武力行使が始まろうとしているということは、私は、やっぱり政府として、それからそれを構成する大臣としても、いささか本当に明快、明確な姿勢を欠く、そして国民に対するやっぱり説明の責任を欠いているというふうに思います。

先ほどの大臣の悩み悩みのような御答弁を国民も聞きましたら、やっぱり何か余計不安を募らせるんじゃないかと、こういう感じがするんですが、その不安ということにかかわって、やはり国内の、日本に対する影響、こういうことについてもやっぱりきちっと検討を加え、そしてまた国民にも知らせるという必要があるのではないかというふうに思うんです。

法務にかかわる、法務行政の面から見ても、やっぱりこういう武力衝突があったと、こういうことに関していろいろな不安というものが、それからそれに対する対応ということを当然のことながら念頭に置かれているものだというふうに思います。森山法務大臣も国家安全保障会議のメンバーでもございますし、そういう意味でこの法務行政という立場から、国内のいろんな不安、あるいはいざというときの対応、何か、どういうところを検討されているのか、あるいは念頭に置かれて今おられるのか、お聞きをしたいというふうに思います。

今日の質疑にもかかわりますけれども、法務省は、言わば刑務所あるいは少年院あるいは入管の施設等収容施設、そういうところも管理をしているわけでして、そういうことも念頭に置きながら、どんな対応を考えておられるのか、あるいはどういう事態にも備えられるというふうに考えておられるのか、その辺の危機管理体制についてお聞かせをいただきたいと思います。

副大臣
増田敏男

お答えを申し上げます。

米国によりますイラクへの武力行使が行われた場合のお尋ねでございますが、イスラム過激派を始めとする反米グループ等による国内でのテロに対する一層の警戒が必要である、このように考えております。

そこで、法務省といたしましても、武力行使開始後、事務次官を本部長とする法務省緊急テロ対策本部を招集いたしまして、法務省における緊急テロ対策を総合的かつ効果的に推進することといたしております。

各局における具体的な取組といたしましては、まず入国管理局におきまして、一層厳格な上陸審査を実施をすること、また成田空港及び関西空港の直行通過区域のパトロールを強化することなどにつきまして、三月十八日付けで地方入国管理局等に指示をしたところでございます。

また、公安調査庁におきましても、本年二月三日、公安調査庁次長直轄による国際テロ特別調査体制を整備をいたしましたほか、昨日、公安調査庁長官を本部長とするイラク攻撃関連特別調査本部を本省に設置をし、テロ関連情報収集体制の一層の強化を指示いたしたところでございます。

さらに、検察庁におきましても、昨日、最高検察庁から全国の検察庁に対しまして、テロ事犯に対応をする体制の強化等について一層の徹底を図るよう指示が出ていると聞いております。

いずれにいたしましても、今後とも、国民の安全の確保を最優先に、関係機関とも連携を図りながら、先生がおっしゃいましたように、一分のすきもあってもなりませんので、一層の警戒態勢の強化を努めてまいりたい、このように考えております。

なお、イラク及び周辺国に居住する相当数の日本人のことが当然思い浮かんでいくわけでありますが、緊急に帰国することが予想されますので、これらの人々の帰国手続も円滑迅速に行えますように、そのような対応にも努めてまいりたい。

概括を申し上げました。

以上でございます。

千葉景子

ありがとうございました。

それでは本題の方、入らせていただきたいと思います。

この名古屋刑務所問題を契機といたしまして、法務省の矯正行政、あるいは法務省の体質含めて大変な私は問題に今なっているものだというふうに認識をいたしております。私も、この法務委員会に数多く所属させていただいておりまして、以前から、刑務所等の例えば医療にかかわる問題あるいは外部交通の問題等含めて、折々にいろいろな質疑をさせていただき、あるいは問題の提起もさせていただいてまいりました。残念ながら、私も責任を重く感じております。

そういう中で、やっぱりこれだけの事態を食い止めることができなかったということは、やっぱり立法機関におる者としてもそこまで本当に思いが至っていたのかということを考えますと、本当に今責任の重さというのを改めて痛感をしているところでもございます。

そういう意味では、やっぱりこれを契機として本当に徹底した事案の究明、そして新たなるスタートというものをきちっと立法機関としても行っていかなければいけないというふうに感じております。それを是非、冒頭、表明をさせていただいて、私の質疑もそういう重いものを本当に胸に置きながらさせていただいているんだということを御理解をいただきたいというふうに思います。

やっぱりこういう刑務所等というのは、なかなかこれまでも多くの人の関心といいましょうか、あるいは念頭になかなか上らない問題であったかというふうに思います。そういう中で、法務大臣も法務の最高責任者ということに就かれる、就かれたわけですので、当初、なかなか刑務所等についてのイメージとかあるいは御認識、そういうものがどの程度本当におありだったのか、あるいはどの程度そこに思いを凝らしておられたのかということを改めてお尋ねをしたいというふうに思うんですね。

法務行政は刑務所ばかりではありません。片方では入国管理があり、あるいは人権、本当に大丈夫かなと思いますけれども、そういう部分も持ち、しかし、その中でやはり矯正施設というのは唯一、法務省が管轄をすると、そして多くの人を収容し、拘束をし、そこで新たなる再スタートの道を作っていくということですから、私は法務行政の中でも大変重い仕事だというふうに思います。

法務大臣は、そういう刑務所あるいは少年院、入管の収容施設等を持つ法務大臣に就かれるに当たって、そもそもどういう御認識で見ておられましたか、刑務所等について。やっぱり十分に機能を果たしているもんだと、問題はないんだという印象で就かれたんですか、それとも、いや、ああいう場所だからいろいろ問題があるのではないか、そこはやっぱりきちっと見ていかなければいけないんだと、こういう御認識でそもそも大臣の職をスタートをされたのか、その辺りはいかがでしょうか。まず、基本的なそこをお尋ねをしたいと思います。

国務大臣
森山眞弓

大臣に就任するときというのは、その以前の経験をお話しなのかと思いますが、大臣になります前には、私は、刑務所というところを直接見たことは一度か二度あったと思いますが、そう詳しくは承知しておりませんでした。

しかし、大臣になりまして、できるだけ早く実態を見なければいけないと思いまして、かなりの数、今までいろいろと視察をいたしてまいりましたが、先ほど来お話がありますように、非常に過剰収容が厳しいということを実感いたしましたし、その厳しい過剰収容の職場環境の中で個々の職員が非常に地味な努力を積み重ねているということも知ったわけでございます。決して楽しいとかうれしいとかいう仕事ではございませんで、つらい仕事を黙々とこなしているという状況も見まして、治安のとりでとなるべき施設を維持するために職員の苦労は大変なものだなということをまず感じたわけでございまして、現在でもその気持ちは変わっているわけではございません。

しかしながら、一方におきまして非常に閉鎖的な感じのするところだなというふうに思いました。職員もそのようなつもりで、犯罪を犯した人をここに隔離して、ここで更生させるということを前提として仕事をしているわけですので、世間とはちょっと違うところというふうな気持ちでいるんだろうと思いますが、何となく、素人として突然法務を担当した私といたしましては、一般社会の施設に比べて随分閉鎖的な感じの強いところだなということをまず感じたのが第一印象でございます。

千葉景子

率直な御感想だというふうに思います。

今、大変閉鎖的な施設だなとお感じになったというところですけれども、私はそこは非常に重要なポイントだったと思います。でき得れば、その閉鎖的だなとお感じになったところから一歩、二歩更に思いを巡らしていただきたかった、そう思います。そこにもう少し深い洞察がなかった、そこまで至らなかったというのは、法務大臣の残念なところではないでしょうか。

やっぱり御承知のとおり、閉鎖的な社会、そして、もう一つ当然指摘をさせていただければ、収容施設、特に刑を受ける受刑者、あるいは少年院などもそうですけれども、絶対的にそこを管理する者と、それから受ける者、その関係というのは、やはり管理し管理される、あるいは支配をし支配をされる、こういう関係ができているんだということ、しかもそういうことが外からなかなか見えにくい、あるいはそこで起きることが、さっき言った密室の中で外にはなかなか出ていかない、こういう非常に特異な場所ということになろうかというふうに思うんですね。そういうところでどんなことが起こりやすいのか、あるいはどんな状況で受刑者などがそこで生活をしているのかということまで、やっぱり法務大臣としてはもう少し思いを巡らす必要があったのではないか、こう思うんです。

結果的には、大臣がそこまで思いを巡らしていなかった結果、何が起きていたかというと、それはまあそれ以前からのことではありますけれども、実態は、言わば矯正どころか殺人の場でもあった。あるいは、いろいろこれから指摘もさせていただきますが、言わばリンチが行われるような場であった。こういう実態だったわけですよね。

そういう意味では、法務大臣としても、密室でちょっと、そういうほかとは違うところだなと考えたところまでは、感じたところまではよかったわけですけれども、その先まで深く行政を検証しようということをなさらなかった結果、やっぱりそれがずっと放置をされ、そしてようやく外からの指摘でリンチや殺人のような行為が行われているということが明らかになってきた、こういうことについて、大臣としてはどう考えられますか。自らの至らなさのようなことについて、何かお感じになることはございませんか。

国務大臣
森山眞弓

おっしゃるとおり、更に深く、あるいは以前のことまでたどっていろいろと勉強し研究するということが必要であっただろうと思いますし、それができていればもう少し良い対応ができたかもしれない、あるいはそういう事件が未然に防げたかもしれないということはおっしゃるとおりだろうと思いますが、私といたしましては、特殊な、特別な、違った閉鎖的な社会だというふうに思ったことは事実でございますけれども、幾ら何でもそういうところで、まさかリンチのような、あるいは懲らしめのために今問題になっているような事件が行われているとは夢にも思いませんでしたので、その点は、確かに私としては行き届かなかった、不明であったということを大いに反省いたしておりますが、普通はそのようなことが想像もできない事態なものでございますので、そのような事実があったということを聞きまして、非常に驚き、どうしていいか分からないといいますか、何とお答えしてよろしいか分からないというような気持ちで一杯だったわけでございます。

しかし、次第に事実が明らかになりまして、そのようなことが現に起こったんだということを知りますと、もうそれを絶対に二度と起こらせないように、こういうことが再び起こらないようにしなければいけないということを強く感じておりまして、そのためのいろいろな方法を現在、先ほども答弁で申し上げましたようないろいろな、調査検討委員会、あるいは私自身がすぐにでもできることはすぐにやって改善していこうということを今やっておりますし、さらに、オープンに多くの方の御意見をいただくということも必要だろうと思いまして、外部の民間の方の有識者をお願いしようということで今準備しているところでございますが、そのようなことで、今までの閉鎖的な社会、ほかと違うことが通用するような社会だということを変えていきたいというふうに考えております。

千葉景子

本当に変えていくことができるのか。これまで放置をしていた、あるいは先ほど市川理事の方からも御指摘がありましたけれども、資料等の問題につきましても、ある意味では、自ら積極的に事態の解明やあるいはこれからの改善に取り組んでいこう、そのためにはすべてをまずむしろ積極的に提供し、そして国会等の議論などにも供していこうという姿勢が言わばなかったわけですから、そういう皆さんに、またじゃ、それを悔い改めて次へスタートをしてくださいと、そう簡単に私はその仕事をゆだねるというわけにはいかないというふうに思います。そういう意味で、これから少しこれまでどんな事態があったのかということを質問させていただきたいというふうに思うんですが。

もうこれは重なることになりますが、これまでのやっぱり刑務所内で起こっていた死亡などの事件、そして、とりわけこの委員会で昨年、集中審議を行い、その際にも多くの委員からもそれを裏付ける、あるいは調査に寄与する資料を提供せいと、こういう話がありまして、まあそれ、結果的にはこの委員会も、まあある意味では裏切られたわけですよね。なかなか全貌を調べてみなきゃ出せません、時間も掛かります。そこにやっぱり私は非常に、自ら何かやろうという姿勢が全く見受けられなかったというふうに思います。いろんな多くの皆さんの努力もあり、そして先般、私も改めて、そのためのまず、まず第一の手掛かりとなる資料ということで死亡帳というものを過去十年間分提出をお願いをし、それには応じていただきました。まあ遅きに失したという感じがいたします。

これについては、大臣、いかがですか。やっぱり、もう昨年来、国会でも取り上げられてきた、それから社会で、報道でいろんな不祥事があったのではないかと指摘もされてきた。そういう中で、やっぱりそれを裏付ける、あるいはそれを議論をする前提となるような本当に資料についても積極的に、あるいは自ら進んでやっぱり提供できなかったような体質、そういうことについては、大臣、どう受け止められておりますか。その法務省としてのそういう対応の仕方、体質。

国務大臣
森山眞弓

確かにそのような経緯がございまして、死亡帳を提出いたしますまでに紆余曲折、少々の時間が掛かってしまったということは誠に申し訳なかったことだと思います。

このようなことになりました以上は、先ほども申し上げましたように、国民の皆さんにすべての資料を必要に応じて公開いたしまして、特に国会からの御要求に応じて資料をすべて見ていただきまして、それに基づいて議論していただくということが大前提であろうというふうに思いますので、そのために最大の努力をこれからはしていきたいというふうに考えています。

千葉景子

やはり、これも先ほど指摘がありましたけれども、逆な見方をすると、今になって出すことができる、それまでの間というのは何かいろんな状況、条件を整えるために時間が必要だったんじゃないかとか、あるいは提出するとそこから何か事が大きくなって非常にまずいことになるんでないかというような意思が働いていたんじゃないか、こう疑わざるを得なくなりますし、そうでないんだとすれば、すべてこういう問題はもう省内で片付ければいいんだ、人様に見せるものでない、人様の議論にさらすものではないという何か隠ぺい体質があるんではないか、やっぱりそういう疑問を当然持つわけですね。やっぱりそういうことを改めて指摘をしてまずおきたいと思います。

で、やっぱりかなと思いましたのは、この十年分のこの死亡帳出していただきまして、何せ出していただきましたのが昨日、一昨日のことですから、これを全部つぶさに検討するなぞというところまでには私も至りません。しかし、この死亡帳から幾つかのことがうかがい知れますので、そういうことを指摘をしながら見解なり御答弁をいただきたいというふうに思っております。

まず、私もこれは数、分かりません。それから、さっきのあの検視の問題、それから変死という問題、解説をいただきましたので私はそこは問いませんけれども、数としては、やっぱりこの過去十年間、一生懸命私は資料を、いただいたものを数えましたから。過去十年間ですね、全国の刑務所等で亡くなった方の数が五百八十四名。ただ、これには、後から追加の資料をいただきましたので──どこだったっけな、済みません。それは言っていただいた方がいいのかもしれませんが、東京、大阪管区の数が入っていないんですね。ただし、府中と横須賀と大阪刑務所の分は入っていると。ちょっと分かりにくいですけれども。いずれにしても五百八十四。先ほどのお話ですと二百六十二ということでしたけれども、私が数えたら二百八十五だったような気もしますが、半分が何らかの形ではありますけれども検視を受けている、変死も疑われる事案だということですね。そういう意味では、やっぱり改めて愕然といたします。

それでなくても、この十年間、言わば収容施設で亡くなった方が五百八十、六百人以上いらっしゃる。私もこれを繰りながら、病死、当然、病死が明らかだというものもあります。刑死というのもございます。非常に何かもう一つ一つの死亡ということについてもう何とも言えないやっぱり思いに駆られました。しかも、その中で半数が、結果的には変死ではなかったかもしれませんけれども、そこに検視を受けなければならないような疑いもあるような死に方であったということを考えたときに、本当にこれは刑務所の中であるいは矯正施設の中で大変なやっぱり状況があるんだなということを本当に改めて感じます。

大臣はこういう、先ほど大変な密室だなという印象は受けたということですけれども、実際にこれだけの人がこの間いろんな形で獄中で死を迎え、しかもその中で半数くらいが検視というものを受けるようなそういう状況にあったと、こういう実情とか数とか、そういうものはきちっと報告を受けるというような機会はあったんですか。それとも、そういうことを命じられたというようなことはありましたか。もし、今回初めてというか、改めてこういう数あるいは状況を知ったということであれば、その御所見を伺いたいと思います。

国務大臣
森山眞弓

これは過去十年分の五百八十四人という数字でございますが、今は、現時点では七万人ぐらいの受刑者が全国各地の刑務所等に入っておりますので、一年に換算いたしますと、五百八十四人ですから五、六十人ということになりますですが、七万人の中の五、六十人が一年の間に亡くなるというふうな計算かなと思います。

私は、改めてこのような数字を認識いたしましたのはこの事件が表に出てからでございますけれども、ざっと考えまして、かなり年配の人もいれば、中には麻薬中毒の方もいるでしょうし、あるいは相当病気を既に持っている方もおりますので、一年間に五、六十人ということはそんなにとっぴな数ではないかなというふうに最初受け止めたわけでございますが、よく聞いてみますと、その五百八十四人という数字は、先般提出いたしました札幌、仙台、名古屋、広島、高松、福岡並びに府中、横須賀及び大阪刑務所の死亡帳についてのものであるということでありまして、全部ではないようでありますので、そこのところは私の認識を訂正しなければならないとは思いますが、これらの死亡帳の記載によりますと、変死者又は変死の疑いがある死体があるということで司法検視が行われたのが二百六十二人というふうに、二百六十二件と聞いております。検察官が死刑の執行に立ち会ったものが二十三件あるそうでございまして、その両方の合計が二百八十五人に当たるというふうに承知いたしております。

変死者又は変死の疑いがある死体があるとして司法検視を行った二百六十二人について、司法検視をした上でもなお犯罪の疑いがあるとの誤解を招きかねないのでちょっと御説明申し上げますと、司法検視は、実際には病死や自殺などであっても、検視前にはそれがはっきりとしなくて犯罪によるかもしれない可能性がある場合は行わなければいけないということになっておりますので、司法検視が行われたものすべてが犯罪の疑いがあるという結果になるわけではございません。

その辺のところをよく御勘案いただいて御判断いただきたいと思いますが、確かに、体を拘束されて、外の世界とは違った状況で一人の人間になった、そしてそこで病気になり、あるいはその他いろいろな理由で亡くならなければならないという立場になった人々は、それぞれ非常に悲しく寂しく悔しいつらい思いをしたであろうということは察せられるわけでございまして、必ずしも犯罪ではなくても、刑務所の中で亡くなるというのは非常に気の毒なことだなというふうに思います。

千葉景子

大臣の御所見は承りましたけれども、私はむしろ、本当に刑務所で亡くなるということも、病気であれ大変なことですけれども、やっぱりそこに本当に十分な例えば医療が施されていたのかなと、仮に病気で亡くなるとしても。ましてや、変死あるいは検視を受けなければならないような言わば死に方をしている数がこれだけやっぱりあるということの異常さ、そこはやっぱりもう少し認識をきちっとしていただかなければいけないというふうに思います。

先ほど説明がありまして、必ずしも検視をしたからすべてが犯罪、事件性があるわけではない、そこは私も十分承知をしております。ただ、本当にそれがどの程度なのかさっぱり分かりません。

というのは、この死亡帳を私も繰らせていただきまして、例えば平成十四年十二月の名古屋事件ですね。平成十四年の十二月の名古屋事件、言わば、よく言われておりますように、消防用のホースで暴行を受けたという事例でございます。ただし、これを見ますと、死亡帳にはそういうことは一切出てまいりません。それはそうだと思うんですね、これ死亡帳というのはそういう性格のものであろうと思いますので。ここには、その病名とどういう形で死因があったかということが記載をされているだけです。

こういうことを考えると、ほかの死亡帳でも、要するに保護房に入れられた経過はないのかとか、あるいは革手錠を使われたり、あるいは暴行を受けた形跡はないのかということなどはこの死亡帳からは必ずしもよく分からないんですね。ここからは、確かに半数ぐらいが検視を受けている、その数は分かる、それから死亡の結果は分かる。しかし、その経過というものが一体どんなものであったのかということがこれだけではつぶさに分からないわけです。

今言ったように、後から事件になったようなものでも死亡帳では原因が記載されていないということですので、今、例えば私の手元にある資料では、もう本当にこれが事件性のあるものなのか、あるいはそうでなかったものなのかということはよく分かりません。そういう意味では、ここを本当に徹底して改めて検証していかなければいけないというふうに思うんですけれども、何点か不思議な記載とか、これで本当に疑義が晴れるのかというようなものがありますので、若干、せっかくこれだけの資料を私どもも出していただいて大変な責任を負ったわけですので、紹介、紹介と言うのも変ですけれども、指摘をさせていただきたいというふうに思うんですね。

やっぱり、これも事件になりました名古屋の十四年五月の事件ですけれども、これもこの死亡帳では、その原因あるいは革手錠等の使用、こういうことは一切書かれておりません。突然、寝ているところを発見されて、呼吸が停止と、こういう記載がされているだけなんですね。これだけ見ると、ああ、そうか、突然死だったのかなと、こういうことになりますけれども、そうではなかったということが分かるわけですし、もういろいろ挙げると大変なことになるんですけれども。

例えば、同じこれは名古屋刑務所でございますが、十四年の、十四の十九という通し番号が付されているものがございます。これは急性硬膜下血腫ということで記載をされているんですけれども、これは死因が不詳であるので司法解剖を要する結果であったと、こういうことが記載をされております。これは相当何か問題のあるような事案だったのではないかというふうに私はこの記載を見ながら感ずるわけですけれども、例えばこういう死亡事案も一体どういう経緯だったのかということはいまだに明らかになっておりません。

あるいは、やはりこれは平成八年の事件で八の十というのがございます。これは肝腫瘍破裂による腹腔内出血。ただ、右側胸部から側腹部の痛みということで書いてありまして、これもどういう経緯だか分かりません。で、その右側胸部から側腹部の痛み、胸部から腹部の痛みあるいは腹腔内の出血ということを読みますと、ひょっとしたら、例えば革手錠で締め付けられて死亡した事案とかなり近似するなという感想を持つわけですね。ただ、これもその前後の状況は全く記載をされておりませんので、分かりません。

こういう事案についても、この間、特段にまだ御説明等どういう状況で死亡したのかということは明らかにされておりませんので、いずれ、どんなことなのかを、分かれば、あるいは調査をして知らせていただきたいというふうに思っております。

あるいは、つい最近というか、ずっとあれしていただきましたけれども、先ほど、検視というのは必ずしも何かその根拠がいま一つよく私も分かりませんでしたけれども、非常に検視をよくやっている。よくやっていると言うと変でしょうが、たくさん検視事例がある刑務所があると思えば、大阪刑務所などはほとんど司法検視は行われておりません。もう本当にこれは、もしこの資料をまた後から皆さんも見ていただければ分かりますけれども、もうほとんど司法検視なし、司法検視なしと判こが押されているような状況でございます。

一体、じゃ、これは本当に司法検視が必要でない、明らかにもう自然死であり、そういう事案であったのかどうか、こういうこともこれだけでは分からないんですけれども、片方では、極めて司法検視を非常に数多く、に回している。そこはやっぱり怪しいのが多かったのかと。大阪刑務所の方は司法検視、全く、ほとんどない。大阪刑務所は本当に処遇がきちっとしていたのかと、本当にそうだろうかと、こういう疑問を持たざるを得ないわけですよね。これは何で大阪はもう司法検視をほとんどしていなくて、それからほかのところは数多く司法検視の事例が出るのか、こういうところも、ある意味では非常に疑問になる点でもございます。

それから、この死亡帳の中でも全く経過の記載も何にもないというようなものもたくさんございます。例えば、これも本当にその中からめくりましたら余り真っ白けなんでびっくりしてあれしたんですけれども、東京矯正管区の栃木の刑務所なんかは記載欄が斜線が引かれておりまして、何にも記載がない。あるいは、その後の栃木刑務所の十三の一なども、病名というのが本当に記載をされているだけで、全くどういう治療がなされたのか、あるいはどういう経過だったのかということも一切書かれていないというようなものがある。

前橋の刑務所などでは、例えば平成十二年の事例ですけれども、吐物による窒息と、これだけ記載をされてある。吐物による窒息、そんなに、年齢とかそういうことも分かりませんので、どんな事情なのか、これも首を本当にかしげるような事態。吐物による窒息って、それまでもしあれだったらば、何の蘇生もできなかったんだろうか、手当てもできなかったんだろうかと。あるいは逆に、もうそうならざるを得ない状況が何か背景にあったのかというようなことも大変懸念をされると、こういう事案もあります。

もう本当に、これ挙げたら切りがなくて、静岡刑務所などは本当にこの死亡帳の記載がとんだ記載でございまして、何しろこれも、ずっと見ていただくと分かるんですけれども、食物吸引による窒息死、肺がん、脳梗塞、あるいはこれは自殺もありますけれども、不整脈、これが一言です、死亡帳に書かれているのは。不整脈で、これが本当に死因なんでしょうか。こういう疑問のものがたくさん出てくるわけですよね。これ少年刑務所などの事例でも大変疑問を感ずるものがたくさんございます。

その中に、不思議なものもあるんですね。例えば、通し番号がこれずっと付いているんですけれども、その中に突然、番号がないような死亡帳が出てくるんです。例えば、黒羽刑務所の死亡帳のこれつづりですけれども、十三の一、十三の二というのがあるんですが、その間に一枚ぺらっと、これは写しでしょうからあれですけれども、その間に一つ事例が入っている。これには通し番号が付いていないんですね。この死亡帳というのは一体どこから出てきたものかなと、こういう疑問も持ちますし、それは、もう一つ黒羽の十四の三、その後にやっぱり番号が付いていないものが出てくる。しかも、そこは死因が、死因がですよ、心臓停止です。まあ、心臓停止は、死因というか、死んだから心臓停止なわけですよね。こういう記載のものがあって、しかもこれは番号も付いていなくて、ひょっこりここにコピーが付けられていると。こういうものもあったり、あるいは突然、様式の違うものが間に出てきたり、何か本当にこれ、少なくとも死亡帳というのが信頼できるものなのか、あるいはどういう保管のされ方をしたり、それから記載がされてきたのか。もう本当にこれ、よっぽどこれは何か専門的にきちっと検証してみないと分からないところがたくさんございます。

私は、これ、時間で、こんなことを一つ一つ今やっておりますと日が暮れてしまうし、時間もちょっと足りませんので、こういう、どこを開いてみても不思議なものがたくさん出てくるという死亡帳ですから、ここから推測をするだけでは、逆に言えば誤りを犯すことになるかと思うんです。

だとすれば、むしろこれにプラスして、やっぱり統計では、死んだ皆さんの背景事情として、保護房に収容されていたかとか、あるいは革手錠の使用があったかとか、そういうことが先ほどまとめた一覧表の中ではほとんどそれも記載がございませんが、本当になかったならそれはなかったでいいんですけれども、その検証のすべすらまだ私たちもありませんので、そういう意味では、例えば保護房、革手錠使用の視察表ですね、それぞれそういうことがあればその動静表、視察表が存在するはずです。ですから、死亡事例あるいは非常に不審に思われるような事例等についてはやっぱり視察表、こういうものをきちっと明らかにして、そして、いや、これは決してそういう疑わしいものではなかったんだと、あるいは、やっぱりその前後に保護房に入れられたり、あるいは革手錠の使用があったりして、それが直接かどうかは別としても、非常に、何というんでしょうね、死に至らしめるいろんな要因が考えられたんだというようなこともやっぱり検証してみる必要がある。

そういう意味で、私は、改めて視察表、あるいは、必要であればその経過を記載したカルテとか、死体を解剖したりした検案書等、また資料の提出をいただきたいというふうに思っております。それは、もう今幾つか事例を出させていただきましたけれども、そういうものを一覧にさせていただくなりして、それに見合った資料の提出をまた改めてさせていただきたいというふうに思いますので、その点について要求をさせていただきましたら当然出していただけますね。

政府参考人
中井憲治

いろいろ御指摘をいただきました。

被収容者の身分帳簿自体の問題になりますと、被収容者等の名誉とかプライバシー等の保護の問題、その兼ね合いの問題も考慮しなければなりません。しかし、さはさりながら、職員の暴行によるなど、犯罪の疑いがあるというような事案でございましたらば、それは個別に検討させていただきまして、私どもも隠すつもりは毛頭ございませんので、前向きに対応させていただきたいと、かように考えております。

千葉景子

それは、プライバシー等にかかわるところはこの死亡帳でも一定の墨塗りをして提出をいただいているわけですから、そういうことも含めてきちっと、必要なもの、こちらから提起をしたものについては対応していただきたい。是非、それはまた改めて理事懇、理事会などにも提起をさせていただきたいと思いますので、委員長のお取り計らいをよろしくお願いをしたいと思います。

委員長
魚住裕一郎

後刻、協議いたします。

千葉景子

それでは、もう一つ問題になりました情願の制度についてちょっとお尋ねをしたいと思います。

先ほど大臣も、自ら情願については直接見るということをお話しされておられます。これもびっくりしまして、情願を知らなかった、一回も見たことなかったというお話を聞いたときには、私もおっとと、もう本当にびっくりした次第でございますけれども、今、全部読んでおられる、あるいは目を通されておられるということですが、具体的に大臣がそうされるようになりましてから、どんな数が、そしてどういう内容で情願が上がっているのでしょうか。そして、その中で大臣として、これは大変だとお感じになったり、あるいはいやいやこれはそうでもないというものがあったり、あるいは改善を指示されたり、いろいろこの間の動きがあったかと思います。

大臣、どうですか。その辺を説明をいただきたいと思います。大臣にお願いします。

国務大臣
森山眞弓

二月の二十日以降、全部私が見るということにいたしましたのですが、日によって来る枚数も違いますし、また、私の時間が十分ないときもございますので、必ず毎日というわけではございませんけれども、でも、大体ほとんど毎日のように見ております。

今日、三月十八日までですが、三月十八日までで三百九十三本見ました。日によっては四十通以上、五十通近いときもございますし、また十数通のときもございますが、そんなことで、なかなか大変ですけれども、やっぱりこれは私の仕事の重要な部分であると考えて今、一生懸命見ております。

内容でございますけれども、内容については、それぞれの受刑者がそれぞれの立場で考えているわけでございまして、考えたことを書いてくるわけでございまして、中には、食べ物の好き嫌いとか、あるいは石けんが足りないのでもっと支給してほしいとか、そういうごく日常の問題もございますので、そのような、特に日用品についての配付が少ないというようなことについては矯正局なんかに注意を喚起しているわけでございますが。

中には、ちょっとこれは心配だなと思われるような、刑務官に腕をつかんでこづかれたとかいうようなことが書いてございまして、理由はいろいろあるんだろうと思いますけれども、本人が訴えるところによれば、必ずしも理由がないのにいじめられているというようなことが書いてあるのも時々ございます。そういうものについては人権擁護局の方に回しまして、人権擁護局では、人を派遣しまして、その現場に行かせて実態を調べるというようなことをやっております。そのようなケースは今までの中で約十件ぐらいございましたでしょうか、事実を調査するということを具体的に進めているところでございます。

千葉景子

情願という中に刑務所内での言わば姿がかいま見えてくるということもあろうかというふうに思います。

ただ、正直申し上げまして、情願を本当にするということは、逆に言えば非常に勇気の要ることで、この間もいろんな報道あるいは指摘もされているように、それから、事件になったものの背景には、情願をやったことによって暴力を受ける、あるいは不利益を受けるというようなことがあったわけですね。そういう意味では、情願にはかいま見えてくるものもあるかもしれませんけれども、更にその後ろに、そこにも至れない、そういう非常に状況があるんだということもよくよく承知をしておいていただきたいというふうに思うんですが。

これまで、過去の情願、結局は大臣の元には上がりませんで処理をしてきたというものでございましたけれども、その過去の情願、どんなことが本当に、大臣の元へ本当は声を届けようと思ってなされてきていたのかというようなことは、この間、検証されてごらんになりましたか。一定の、振り返ってごらんになる、あるいは、どんなことが大臣に訴えられていたのかということをやっぱりこの際、顧みたようなことはなさいましたか。

国務大臣
森山眞弓

私は、すべてを全部過去にさかのぼってというのもにわかには難しいものですから、過去の名古屋刑務所の情願というのを中心に読んでおります、平成十二年以降のものでございますが。今は新規で来るものの処理に時間を取られておりまして、すべて処理をできてはいないんでございますけれども、中には職員からの暴行を訴えるものも先ほど申したようにございますし、そのようなことを見ますと、やはり情願というのは職員任せにしないで私自身が見なければならないということを改めて感じているわけでございます。

また、人の性格にもよるでしょうし、その状況にもよるんでしょうけれども、中には一人で何十回も出すという人もございまして、ああ、これは前に見た字体だなと思ったり、ああ、同じ人だなというようなことが分かる場合もございまして、いろんな人がいるものだということを改めて痛感しております。

千葉景子

大臣の情願と同時に巡閲官に対する情願というのも制度としてございます。これは一体、具体的にはどんな形で今行われているのか、ちょっと簡単に実情を教えてください。

政府参考人
中井憲治

御説明いたします。

お尋ねの巡閲官情願の巡閲でございますけれども、刑務所等に対して少なくとも二年間に一回行うこととされております。その際、被収容者は巡閲官に対しまして書面又は口頭により情願を行うことができるとされております。

巡閲官は、被収容者から書面により提出され、あるいは面接で聴取いたしました不服申立て事項につきまして、関係職員から直接事情を聴取する又は参考となる書類を収集すると。で、これらの書類を基に調査して裁決を行っていると、これが大まかな流れでございます。

なお、巡閲官は、被収容者から情願を聴取するに当たりましては、必要がある場合を除き、当該刑務所等の職員を立会い、立会させてはならないということとされております。

千葉景子

二年に一回ですから、本当に何ともささやかな苦情申立てといいますか、意見申立ての本当に細い糸のようなものだなというふうに思います。

先ほど指摘をさせていただきましたように、これまでやっぱり情願という制度が大臣にも届いていなかった。しかも、情願をすることによって、建前としては当然、不利益を被るとか、そういうことがあってはならないというのは当たり前ですけれども、しかし実態としては本当にそうだったのか。情願をすることによって不利益を被ったり、あるいは暴行を受けたりするようなことはなかったのかと、そういうチェックすらやっぱりできていなかった、あるいはチェックをする仕組みがなかったということでもございます。

この辺りは、改めてどういうふうに改善をしていくのかということも大変検討課題であろうというふうに思います。もう本当に、これだけでは何ともまだまだ事態はよく分からない、解明もできないわけですし、抜本的には、矯正の在り方、あるいは医療の在り方、あるいは保護房、革手錠、それから、逆に言えば職員の処遇の問題等々、本当に問題はたくさんございます。これを一つ一つこれから議論をしていかなければいけない。もう本当に気の遠くなるようなある意味では話であろうかというふうに思いますが、また次の機会に更に聞かせていただきたいと思いますが。

先ほど私が指摘をいたしました死亡帳で、間で番号がないと。継続番号がなくて、何というんでしょうね、突然出てくるような死亡帳、これは一体どうしてこうなっているのか。そこは分かればちょっとお答えをいただいておきたいんですけれども、何でこういうことになるんでしょうか。通し番号を付けておいたけれども、ここだけ後から追加したとか、そういうことなんですか。ちょっとそこはどういう事情でしょうか。

政府参考人
中井憲治

その当該案件につきまして、もう一度調査の上、しっかりしたことをお答えしたいと思いますけれども、一つ可能性としてあり得るのは、本所以外に支所がございますので、仮にそういう場合には、本所の連番と支所の番号が異なる、あるいは、支所の数が少ない場合にはそれが本所の連番の中に入ってとじられているというようなことが可能性としては考えられます。

ただし、当該具体的な案件につきましては、原庁に私ども確認させた上できちんと御報告させていただきたいと思います。

千葉景子

しかし、その支所とは思えないようなものでもありますが、きちっとこれは調べて、あるいはどういう事情なのか、明快な答えは後ほどいただきたいというふうに思います。

今日は第一回目という私はつもりで質疑をさせていただきましたので、今日、まだまだ疑問に残ったこと、あるいは先ほど申し上げました資料等について提出をいただいた上で更に議論を深めさせていただきたいと、これを申し上げて、同僚議員に引き継ぎたいというふうに思います。


Copyright(C) Keiko Chiba, All rights reserved.