21世紀、民主主義の課題
公正なルールと司法改革
21世紀、我が国の民主主義を再生させるためには、政治・行政改革と同時に司法の改革の不可欠です。20世紀の官僚主導主義型のシステムの下で、裁量行政、利益誘導、情報の独占などの問題が生じてきました。ようやく情報公開法が制定されましたが、公正なルールを重視するこれからの社会において司法の果たす役割りが重くなります。
国民が利用しやすく、そして信頼できる司法を実現するためにはいかなる改革が必要なのでしょうか。弁護士でもあるちば景子が提案します。
(1) 法曹一元制度の導入
現在の裁判官は、司法修習終了後直ちに採用され、その後数年ごとに出世していくキャリアシステムになっています。これを弁護士などを一定期間以上経験した者などから採用する仕組み(法曹一元制度)にすることにより、社会常識を持ち、国民の声が届く裁判官が生まれます。
(2) 法曹人口の拡大
「泣き寝入り」や暴力団の介入などを防ぎ迅速な紛争処理をするためには法曹人口の拡大が必要です。また、周辺業務(士業)との連携により専門分野にも対応できるようにします。
(3) 陪審制・参審制の導入
国民の良識を裁判に反映させるために、陪審制の導入を検討すべきです。それはまた、社会のルールをみんなが支えることにもなります。
(4) その他
裁判を受ける権利を充実させるために、「被疑者国選弁護」制度や、「法律扶助」の充実も急がれます。