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子どもが健やかに育つ社会
(民主党マニフェスト 政策各論より)

    1. 一人ひとりに目が行き届き、親の不安が解消される教育を実現します。
      一人ひとりの子どもにきめ細かく目が行き届くようにするため、民主党政権4年間に おいて、少なくとも小学校3年生以下のクラスについて、すべて30人以下とします。 毎年約800億円ずつ予算を増額し、同時に、必要教員数については配置実態などの 精査を進めるとともに、必要な法律改正も進めます。学校内・地域での犯罪・災害か ら子ども達を守る対策を進めるとともに、スポーツ活動、地域交流、ボランティア、 体験学習など地域、保護者、若者の協働による『充実した土曜日』を創出します。学 力低下問題などに関する親の不安解消、学習指導内容を含む自治体の教育権限の充実 、保護者や地域住民の学校運営への参画の推進、学校評価制度等の導入促進などにつ いて、「教育改革基本計画」を策定し、「平成の教育改革」を順次、実施に移します。

    2. 幼保一元化やNPO支援で保育を拡充し、 学童保育も2万カ所に増やします。
      約3万人といわれる保育所入所を待つ待機児童の解消をめざし、厚生労働省=保育所 と文部科学省=幼稚園という縦割りによる分離を是正し、幼稚園と保育所の「幼保一 元化」を推進します。また、NPOなどが行っている駅前保育・保育ママなど地域の 多様な資源の積極活用を含め、待機児童解消に向けた具体策を実行に移します。現在、 約1万3000カ所で行われている学童保育を4年間で2万カ所に増やし、指導員も 4万人から6万人へと増員します。さらに、父母の就業実態に併せた保育時間の延長 などを含め、待機児童解消に向けて、少なくとも初年度約300億円の予算を確保しま す。

    3. 次世代育成支援のための子ども手当(児童手当)を拡充します。
      次世代育成を進める一環として、配偶者控除・配偶者特別控除を廃止するとともに、 税の増収分で子ども手当(児童手当)を充実します。手当は義務教育終了年齢までを 支給対象とし、食費、被服費をまかなえる水準とします。

    4. 無利子奨学金の貸与額を50%引き上げます。
      長期の不況によって親の経済状況が悪化し、途中退学を余儀なくされる高校生、専門 学校生、大学生が増えていることを踏まえ、3年間の緊急措置として、無利子奨学金 の貸与額を、例えば自宅外私大生で現行6万3000円を9万4500円にするなど、 希望者について50%引き上げます。また、就学継続が困難な生徒に対する授業料の 減免措置を行う高校への財政支援を拡充します。この政策を実施するために必要な予 算は、約600億円程度となりますが、文部科学部門の予算の精査及び政府予算全体 の冗費削減で捻出します。

    5. 児童虐待防止へ児童福祉司を倍増します。
      児童虐待を防ぐために、政権獲得後4年以内に児童福祉司を倍増し、児童相談所の体 制を整備します。

    6. 子どもたちを有害情報から守ります。
      残虐な暴力や性暴力などの有害情報から子どもを守るため、書物の区分陳列や放送時 間帯の配慮などによって、普通に暮らす子どもたちが有害情報に触れないですむ環境 をつくります。そのため、「子ども有害情報から子どもたちを保護する法律」の制定 に取り組みます。また、情報化社会に生きる子どもたちが、情報のもつ意味を正しく 理解し活用できる能力(メディアリテラシー)を持てるような教育を進めます。

    7.「子ども家庭省」の設置に着手します。
      子どもや家庭に関わる問題については、文部科学省や厚生労働省、法務省、さらに警 察庁など多くの省庁にまたがり、縦割り行政の弊害が見られます。民主党は政権獲得 後速やかに、子どもや家庭の問題について、一元的に政策立案・遂行する「子ども家 庭省(仮称)」の設置に着手します。

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